FASTAR 2024年度第二期（第12期）の特徴とは？ポイントを紹介

スタートアップ企業の場合、事業の拡大や取引先を増やすなど、様々な観点で計画していく必要があります。同時に時代の流れやトレンド、今後の展望などについても把握していく必要があるため、その点を把握して進めていく必要もあります。

もし情報収集という観点で進めていきたいなら、FASTARに参加してみるのも1つの方法です。どのような特徴やメリットがあるのかチェックしておきたはずなので、内容を紹介しましょう。

FASTAR2024年度第二期の概要とは

FASTERは「困難に挑むスタートアップを加速させ煌めかせる」ことを事業のビジョンに掲げています。ユニコーンを目指すスタートアップ企業だけでなく、地域課題解決のための事業を展開する企業や個人事業主も対象にしており、様々な会社や事業の成長をサポートするためのプログラムが提供されます。

スタートアップの企業も参加できるため、前向きに検討できますが、どのような概要になっているのかチェックしておくのは大事です。以下の内容をご覧ください。

応募条件

FASTERは応募条件があるため、スタートアップ企業はそれぞれの項目に該当していなくてはいけません。応募条件としては以下の2つがポイントになります。

・創業から原則5年以内(2019年4月1日以降創業)または創業前の会社

ただバイオ関連企業など研究開発に時間を要する会社の場合は創業して10年以内まで可能

・事業ステージがプレシード、シード、アーリーの企業、または起業予定の個人

応募条件は基本的に5年目まで、または創業予定の経営者となっています。一部、研究関連の企業は年数が10年まで引き上げられているので、それぞれの創業の年、または事業ステージをチェックしてください。

支援対象

FASTER2024年度第二期の支援対象になっているのは、以下のようなスタートアップ企業になります。

・グローバル規模や地域に根差した社会課題解決

・既存産業のまま変革を目指し課題に向き合う起業予定の個人

具体的に支援してもらいたい会社としては、例えば以下のような悩みがあるケースです。

・事業計画の策定とブラッシュアップをしたい

・研究開発の成果の事業化を目指したい

・プロダクト・サービスの実証、販路開拓をしたい

・資金調達先の探し方をサポートして欲しい

・資本政策や組織体制の整備計画をしたい方

支援の対象は、それぞれどのような問題を改善したいのかによって異なります。プロダクトサービスや事業化、資金計画など、自社が抱えている問題をチェックして方針を決めるようにしましょう。

支援の方法

FASTER2024年第二期の支援の方法についても概要が記載されています。以下のような方法となっています。

・中小機構の専門家が事業戦略や経営課題の解決のメンタリングを約1年間支援する

・ビジネスモデルの壁打ちや事業計画の策定、資本政策、組織形成についての成長サポート

・販路開拓や会計、税務、規則対応などの専門支援

・セミナー等のナレッジやネットワークの提供

・VCや大企業へのピッチ機会の提供、個別マッチングによる資金調達

など

支援の方法は各スタートアップ会社の意向や目的に沿ってサポートする形になるため、具体的な内容はヒアリングした後により指示が出ます。もし疑問があれば支援のやり方について質問してみるのも良いでしょう。

公募期間と応募方法

FASTER2024年度第二期の応募期間は2024年11月1日〜12月9日17時までになっています。応募方法としては、Webの募集事項から「FASTERプログラム参加規約」を確認した後に必要書類を作成して、申込みすることが可能です。

公募の説明会はzoomによるオンラインで行われる予定でしたが、11/7と過ぎているのですでに終わっています。公式サイトから詳細な内容をチェックできるので、関心のある方はアクセスしてみましょう。

FASTER2024年のメリットは何か

FASTER2024年に参加するなら、スタートアップ企業の支援を期待できるため、前向きに検討できます。ただ、どのような特徴、メリットがあるのか把握しておきたい経営者もいるはずです。どのような点を把握しておくべきか内容を紹介しましょう。

メンタリングによる事業計画の策定支援

FASTER2024年に参加することは、中小機構の専門家と定期的にメンタリングできる機会を持てます。スタートアップ企業にとっては資本政策や技術開発、マーケティングなどの分野で計画を立てる必要がありますが、専門的な部分になると、どう対処して良いのか分からない点もあるでしょう。

その場合、外部メンターから戦略分析、立案、事業計画の策定まで伴走支援してもらうと、企業の成長の面で大きなサポートになります。専門パートナーとは、約1年間月1回のメンタリングを受けられるため、定期的にアドバイスを得て、経営を計画していくことができるでしょう。

ナレッジの提供

FASTER2024年に参加するなら、スタートアップに必要な経営面のナレッジについても提供してもらえます。例えば、資金調達や知財戦略など事業のスキル向上のために、アドバイスや方法について提案してもらうことが可能です。ニーズの高いテーマについて情報提供してもらえるため、より事業の形成を整備していくことが期待できるでしょう。

大手企業や資金面でのマッチング

FASTER2024年では、大手企業とコンタクトを取れる機会も提供されているため、様々な繋がりも期待できます。例えば、事業内容や事業ステージについてVCの前でスピーチするなら、後に個別で企業とディスカッションして資金面でのサポートを得られる可能性もあります。

また、デモデイで大企業の前で事業ピッチするなら、こちらも個別でディスカッションして展示会への出展などができるチャンスもあります。大手のの企業とのコンタクトやつながりをも持てればスタートアップ企業としても大きく飛躍できる機会になるでしょう。

該当する企業を紹介してもらえる

スタートアップ企業は同業種とのつながりを持つことも重要であり、とりわけ中小企業を顧客に想定するはずです。ただ、自分の周りだけでは顧客となり得る中小企業を見つけるのは困難なケースもあります。

FASTER2024年はマッチングサービスに登録し、そこからヒアリングや実証検証、テストマーケティングから、該当する中小企業等を全国から紹介してもらえます。全国には26,000社という中小企業があるので、新たな出会いや取引先を見つける点で大きなメリットになるでしょう。

まとめ

FASTER2024年度第二期の実要や参加するメリットについて、内容を紹介してきました。スタートアップ企業については、様々な専門家のサポートを受けて事業の問題改善や戦略を提案してもらえる良い機会になります。

参加することで企業にとっては成長のきっかけになる可能性もあるため、前向きに検討してみるのがおすすめです。さらに詳細を知りたい場合は公式サイトから資料請求することで内容をチェックできます。ぜひ、情報収集して成長の土台になるようにしましょう。